南米ペルーの市民権と差別をめぐる50年にわたる闘いを描き、ペルー史上最大となる9万人以上の観客動員数を記録したドキュメンタリー。
1968年10月のクーデターで第50代ペルー共和国大統領に就任したフアン・ベラスコ・アルバラード率いる軍部革命政権が行ったペルー革命。69年に公布された農地改革法は、それまでのペルーの土地と市民権をめぐる闘争に重大な変化をもたらした。
ペルー国内には、ベラスコ大統領のことを、先住民を半奴隷状態から解放した英雄とみなす人々と、地主寡頭制の解体への不満から独裁者とみなす人々がいる。
日本で初めて公開されたペルー映画「みどりの壁」や「革命児トゥパク・アマル」「豚と天国」など、ペルー革命からベラスコ政権の瓦解までの社会の変化を鮮明にとらえた映画の引用をはじめ、現代ペルーの知識人や政治家、文化人へのインタビューやアーカイブ映像などを通して、革命の記憶を再構築していく。
ネット上の声
- 農民、先住民の側に立っていたクーデターによる軍事政権は、次の政権によって記録ごと
- 歴史は詳しいと思ってたけど、南米のことについては疎かったし、かなり初歩的なことか
- めちゃくちゃ硬派ではあるが同時にめちゃくちゃオルタナティブな感性でできた変な映画
- 私自身がペルーの農村地域を約一ヶ月ほど滞在していたこともあって、とても興味深くこ
ドキュメンタリー
- 製作年2019年
- 製作国ペルー
- 時間111分
- 監督ゴンサロ・ベナべンテ・セコ
- 主演---