作家・飯嶋和一が1983年に発表した小説「プロミスト・ランド」を映画化し、東北地方を舞台に禁じられた熊狩りに挑む2人の若者を描いたドラマ。
マタギの伝統を受け継ぐ東北の山間の町。高校卒業後に家業の鶏舎を継いだ20歳の信行は、この土地の閉鎖的な暮らしにうんざりしながらも流されるまま日々を過ごしていた。ある日、役所から今年の熊狩りを禁止する通達が届く。違反すれば密猟とみなされ、マタギとして生きる道を閉ざされてしまう。町のマタギ衆は仕方なく決定に従うが、信行の兄貴分である礼二郎は頑なに拒み続ける。やがて礼二郎は信行を呼び出し、2人だけで熊狩りに挑む秘密の計画を打ち明ける。
「福田村事件」「半世界」の杉田雷鱗が信行、「せかいのおきく」「首」の寛一郎が礼二郎を演じた。本作の舞台でもある山形県庄内地方のマタギ衆に密着したドキュメンタリー「MATAGI マタギ」の飯島将史監督が長編劇映画初メガホンをとった。
ネット上の声
- 淡々とした会話劇の中で、若者たちと自然との距離感が滲み出てくる
- 【マタギの誇りを護る二人の若者の姿を描いた作品。】
- こんな映画があってもいい
- 雰囲気と役者は抜群!
ヒューマンドラマ
- 製作年2024年
- 製作国日本
- 時間89分
- 監督飯島将史
- 主演杉田雷麟