戒厳令解除後の台湾で実際に起きた学生運動を題材に、若者たちの自由と揺るぎない愛を描いた社会派青春映画。
1947年の二・二八事件をきっかけに戒厳令が敷かれ、87年に解除されるまで40年にわたって市民への恐怖政治が行われた台湾。1994年、大学の黙従文化に不満を募らせた芸術学科生のチーウェイは、表現の自由のためにストライキに参加する。抗議行動が白熱していくなか、チーウェイは学生運動のリーダーであるクァンの恋人チンにひかれるが、クァンもまたチーウェイに興味を抱くようになり、3人の関係は複雑に絡み合っていく。やがてチーウェイは、創作の自由と同じように、内なる欲望と自身の感情は制約を受けるものではないことに気づく。
Netflixドラマ「返校」のリー・リンウェイがチーウェイ役、新人俳優イェ・シャオフェイがチン役で主演を務め、Netflixドラマ「返校」のスー・イーシュエン監督が長編初メガホンをとった。2023年・第36回東京国際映画祭「ワールド・フォーカス」部門でも上映された。
ネット上の声
- 大学生のデモ映画
- 自由の不自由さ
- 学生運動とそのリーダーとの恋模様の、二足の草鞋で展開していき、最後はありきたりな
- 学生運動に関してはイマイチだったものの、リー・リンウェイとイェ・シャオフェイの儚
ヒューマンドラマ
- 製作年2023年
- 製作国台湾
- 時間114分
- 監督スー・イーシュエン
- 主演リー・リンウェイ