自由と解放を求めてサーフィンに興じるガザ地区の若者たちの姿をとらえたドキュメンタリー。
イスラエルとエジプトに挟まれたガザ地区は、約200万人の人々が狭い土地に閉じ込められて暮らしていることから「天井のない監獄」と呼ばれ、若い世代は仕事も未来への展望もないまま日々を過ごしている。そんな中、多大な努力の末に約40本のサーフボードがガザに持ち込まれ、同地のサーフコミュニティは盛り上がりを見せていた。
最年長のサーファーである42歳のアブー・ジャイヤブは、若者たちにサーフィンを教えている。ガザでサーフショップを開くことを夢見る23歳のイブラヒームは、アメリカからやって来たマシューにその夢を話し、マシューは支援を約束する。15歳の少女サバーフは子どもの頃にサーフィンを習っていたが、今はもう、かつてのように自由にサーフィンしたり泳いだりすることはできない。彼女はスカーフを腰に巻いて泳ぎ、自分なりの抵抗を見せる。やがて、イブラヒームはマシューからハワイに来ないかと誘われるが……。
ネット上の声
- ガザっていう過酷な場所でも、海の上だけは自由なんだって伝わってきた。若者たちのキラキラした目が忘れられない。彼らの未来を願わずにはいられない作品。
- テーマは良いんだけど、サーフボードをどうやって手に入れるかとか、もっと突っ込んでほしかったかな。
- この映画が作られてから何年も経つけど、彼らは今も無事にサーフィンできてるのかなって、そればっかり考えちゃう。
- サーファーたちがただただカッコいい!
ドキュメンタリー
- 製作年2016年
- 製作国ドイツ
- 時間87分
- 監督フィリップ・グナート
- 主演---