詩人と若き恋人、二人を引き裂く偏見。1960年代イタリアを揺るがした、一大スキャンダルの裁判劇。
1960年代のイタリア。高名な詩人であり劇作家のアルド・ブライバンティ。彼にはエットーレという若き教え子であり、恋人がいた。しかし、二人の関係を認めないエットーレの家族が、アルドを「洗脳罪」というファシスト時代の悪法で告発。社会から断罪されるアルド。このスキャンダラスな裁判の裏に隠された、同性愛への差別と偽善を暴こうと、一人のジャーナリストが立ち上がる。法廷を舞台に、愛と自由の意味を問う、衝撃の実話。
ネット上の声
- 【イタリアの詩人、劇作家、演出家、蟻の生態学者として知られるアルド・ブライバンティが、同性愛者を裁く法律が存在しない国で、権力が作り出した教唆罪に問われても、人間の尊厳を失わない姿が印象的な作品。】
- 人は自分とは違う得体の知れない物に対して、無知が故の不安・恐怖を抱...
- イタリアのファシズムを扱う映画はとにかく残酷で暗い。元が実話だから...
- ◎蟻が運ぶプラトン愛を破壊する母性と国家権力
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国イタリア
- 時間140分
- 監督ジャンニ・アメリオ
- 主演ルイジ・ロ・カーショ