「雪の轍」で第67回カンヌ国際映画祭パルムドールを受賞したトルコの名匠ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督が、トルコ・アナトリア東部に広がる荘厳な自然の大きさと、自我に縛られた人間の悲しいほどの小ささを大胆に対比させて描いたドラマ。
冬が長く雪深いトルコ東部の村。プライドの高い美術教師サメットはこの村を忌み嫌っているが、村人たちからは尊敬され、女生徒セヴィムからも慕われていた。ところがある日、サメットは同僚ケナンとともに、セヴィムたちから身に覚えのない“不適切な接触”を告発されてしまう。そんな中、サメットは美しい義足の英語教師ヌライと知り合う。
主人公サメット役に「シレンズ・コール」のデニズ・ジェリオウル。2023年・第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、ヌライ役のメルベ・ディズダルがトルコ人として初めて女優賞を受賞した。
ネット上の声
- 厳しくも美しい大自然に対比させられた主人公の卑小さに魂が震える
- 感動や衝撃とは一味違う不可解な人間模様に引き込まれる
- 人間の本質を抉り出す会話劇
- サメットは自分&疑問点
ヒューマンドラマ
- 製作年2023年
- 製作国トルコ,フランス,ドイツ
- 時間198分
- 監督ヌリ・ビルゲ・ジェイラン
- 主演デニズ・ジェリオウル