自分の性自認に迷う子どもの葛藤と、寄り添う家族の姿をつづったスペイン発のヒューマンドラマ。
夏のバカンスでフランスからスペインにやって来た家族。8歳のアイトールは自分の性自認が分からず、違和感と居心地の悪さを抱えて心を閉ざしている。母はそんなアイトールを愛しながらも、向き合い方に悩んでいた。ある日、叔母が営む養蜂場でミツバチの生態を知ったアイトールは、ハチや自然とのふれあいを通して心をほどき、ありのままで生きていきたいという思いを強めていく。
オーディションで選ばれた新人ソフィア・オテロが主人公アイトールを繊細かつ自然に演じ、2023年・第73回ベルリン国際映画祭にて史上最年少となる8歳で最優秀主演俳優賞(銀熊賞)を受賞。スペインの新鋭エスティバリス・ウレソラ・ソラグレンが長編初監督・脚本を手がけた。
ネット上の声
- アイデンティティーをめぐる家族の不協和のゆくえ
- 言葉にならない思いを物語構造が繊細に奏でる
- 幼い少年が、自分の性自認と家族や周りの大人達からの視線のギャップに苦しみながら自
- 心と肉体の性が一致しない事があるらしいというのもやっとここ数十年で理解し始めたば
ヒューマンドラマ
- 製作年2023年
- 製作国スペイン
- 時間128分
- 監督エスティバリス・ウレソラ・ソラグレン
- 主演ソフィア・オテロ