北フランスを舞台に演技未経験の問題児たちを配役した映画撮影の行方を描き、2022年・第75回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門でグランプリを受賞した人間ドラマ。キャスティングディレクターと演技コーチの経歴を持つリーズ・アコカとロマーヌ・ゲレが長編初監督・脚本を務め、オーディションで数千人の若者と接してきた実体験をもとに撮りあげた。
フランス北部の荒れた地区を舞台にした映画が企画され、地元の少年少女を集めた公開オーディションが行われた。キャストとして選ばれたのは、異性との噂が絶えないリリや怒りをコントロールできないライアン、心を閉ざしたマイリス、出所したばかりのジェシーの4人で、シナリオは彼ら自身をモデルにした物語だった。波乱に満ちた撮影が始まり、4人は映画の登場人物を演じることで自分自身と向き合っていく。
主人公4人を演じるのは、実際に北フランスの撮影地近辺で開かれたオーディションで選ばれた演技未経験の子どもたち。「アイダよ、何処へ?」のヨハン・ヘルデンベルグが劇中の映画監督役を務めた。
ネット上の声
- できれば何の情報も入れずに観てもらって、そのあとパンフレットで驚きと感動を味わっ
- 「子どもたち」を最悪と思っている大人こそ「最悪」なのではないだろうか
- On the sky to Munich
- 映画の始まりはドキュメンタリータッチで始まったので、この調子で続くのかと思いきや
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国フランス
- 時間100分
- 監督リーズ・アコカ
- 主演ロマリー・ワネック