短編映画「橋の下で」「ヴィスコンティに会いたくて」で監督としても注目を集める俳優・声優の瑚海みどりが長編初監督・脚本を手がけ、自ら主演を務めたヒューマンドラマ。
アスペルガー傾向にある女性を主人公に、「発達障害」という言葉の違和感や他者とともに生きることのメッセージを描く。正義感が強くおしゃべりでパワフルな45歳の楠木一葉は、母親の一周忌で会った叔父から子どもを作らないのかと聞かれて大きく揺れ動く。生理も来なくなり子どもは作れないと言い放つ一葉だったが、夫の大地は子どもを欲しがっている様子。15年前に流産した経験があり子作りに前向きになれない彼女は、自分がアスペルガー傾向にあることに悩んでいた。養子を迎えるよう勧められるも、一葉と大地の想いは次第にすれ違っていく。
夫・大地役で「バベル」の二階堂智が共演。2023年・第36回東京国際映画祭「Nippon Cinema Now」部門上映作品。
ネット上の声
- 夫婦のあるあるが詰まってて、すごく引き込まれた。キャストの演技も自然で、自分のことみたいに感じちゃう部分も。全体的にすごく良い映画でした。
- 話は丁寧で引き込まれるんだけど、最後の展開には「え?」ってなったw そこだけちょっと都合よく感じちゃったかなあ。
- めっちゃ良かった!
- 「普通」ってなんだろうって考えさせられる。親戚からのプレッシャーとか、身に覚えがありすぎて胸が痛かった。
ヒューマンドラマ
- 製作年2023年
- 製作国日本
- 時間110分
- 監督瑚海みどり
- 主演瑚海みどり