俳優主体のクリエイティブ集団「ワークデザインスタジオ」が手がけるオムニバス「HAKUSHI PROJECT」の第2弾。両親を交通事故で失った姉妹を描く「お姉ちゃんのダメ出し」(43分)、1990年代に実際に起きたテロ事件をモチーフにした「消える陽」(35分)の2作品で構成される。
渋谷悠監督が手がけた「お姉ちゃんのダメ出し」は、両親を交通事故で失った葉月と桃香の姉妹が主人公。姉の葉月は妹の桃香を母親代わりになって育ててきたが、何事にも「ダメ」が口癖だった。画家を目指す桃香はこのまま専門学校に通うだけでは成長できないと、姉の反対をよそに家を出る。
森田博之監督が手がけた「消える陽」は、実際にあった無差別テロ事件に基づくフィクション。90年代末、東京の営団地下鉄に神経毒ガスが撒かれた。事件の当事者の証言に基づいて構成され、舞台を現代に置き換えて改めて描く。
- 製作年2023年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督渋谷悠
- 主演井内友理恵