「ネムリユスリカ」など逆境に生きる人々をとらえたドキュメンタリー作品で国際的に高く評価される坂口香津美監督が、津波で家族を失った幼い姉妹の葛藤と再生の旅を描いたサイレントフィルム。かつて沖合にシロナガスクジラが姿を見せた村が、津波によって壊滅的な被害を受けた。村に帰ってきた11歳と8歳の姉妹は、津波で亡くした家族を探し、流された家を自分たちで作りなおそうとする。作業を続ける2人の前に、亡くなった家族が姿を現わす。「おくりびと」のサウンドトラックにも参加したチェリスト・海野幹夫と、14年に発覚したゴーストライター問題以降、多方面で精力的な活動を続ける作曲家・新垣隆が手がけた美しい音楽に乗せ、生者と死者が織りなすドラマが詩情豊かにつづられる。
ネット上の声
- 津波により家族を失った姉妹が、家族を探し出し、新しい家を作ろうと村に戻るサイレン
- 流れ続ける音楽が突然止み、姉妹から発せられる声が印象的
- これは全く伝わってこない
- ある姉妹の海岸での出来事
- 製作年2014年
- 製作国日本
- 時間72分
- 監督坂口香津美
- 主演松下華菜