当時21歳だった霧生笙吾監督が武蔵野美術大学の卒業制作として初めて手がけた長編で、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2022の国内コンペティション長編部門でSKIPシティアワード賞を受賞したSF作品。
肉体からの意識の解放が可能となった近未来。宇宙飛行士になることを諦めた慶次は、心を病む妻の静と暮らしながら地球で働いていた。ある日、慶次は新たな宇宙開発の噂を聞き、静とともに「意識のみの存在」になることへ憧れを抱き始める。その存在になることは「積極的選択としての死」にも等しい行為だった。
霧生監督が大学在学中に手がけた短編でテーマとして取り上げた「肉体が朽ちていく恐怖」をより発展させ、「肉体と意識の隔たり」を「壮大な宇宙」と「親子2世代の継承」というモチーフの中で描いた。
ネット上の声
- 新鋭監督による『SF』へのラブレター(挑戦状)
- カーズは考えるのをやめた。
- 肉体から意識を解放することが可能となった近未来、「2001年宇宙の旅」「ストーカ
- なによりも『SF』というジャンルへの憧憬、リスペクトを感じられる
SF
- 製作年2023年
- 製作国日本
- 時間60分
- 監督霧生笙吾
- 主演宮崎良太