自ら命を絶った友人のミュージシャンを正面から描いたドキュメンタリー「わたしたちに許された特別な時間の終わり」を監督し、俳優としても活躍する太田信吾の初となる長編劇映画。日本最大のドヤ街とも言われる大阪・西成区の飛田新地やあいりんセンター、三角公園などでロケを敢行し、そこに息づく人々の姿を描いた。ドキュメンタリー作家になることを夢見ながら小さな映像制作会社に所属するスヤマは、引きこもり青年の取材現場で憤りと正義感から先輩ディレクターに反抗したことで、職場での居場所を失ってしまう。かつて大阪西成区釜ヶ崎で出会った少年たちのその後を追う企画を立ち上げたスヤマは、まるで自分の新たな居場所を探すかのように単身釜ヶ崎の地を訪れる。しかし、釜ヶ崎で天性のクズぶりを露呈してしまったスヤマは、一夜をともにした女から所持金を奪われてしまう。唯一の理解者である彼女とも連絡が取れなくなってしまったスヤマは、釜ヶ崎という町が持つ深い闇へと足を踏み入れていく。2014年・第27回東京国際映画祭「日本映画スプラッシュ」部門上映作品。
ネット上の声
- ちょっと物足りない
- 好き嫌い分かれると思いますが
- 映画というリアリティー
- 社会問題事体に迫るのではなく、それを通して自己の内面、そして被写体にカメラを向け
ヒューマンドラマ
- 製作年2014年
- 製作国日本
- 時間114分
- 監督太田信吾
- 主演太田信吾