鈴木清順、黒木和雄、熊井啓などの監督作品を始め、200本以上の映画で美術を担当し続けてきた日本映画界の至宝ともいえる存在である木村威夫。2004年から映画監督に挑戦し始め、「夢幻彷徨」「OLD SALMON 海をみつめてすぎた時間」に続く第3作目である。原爆をモチーフとし、戦争に対する悲しみを根底に潜ませながら、極彩色の映像と、多様なジャンルの音楽表現を融合させ、メタフォリカルで、アヴァンギャルドな世界観を確立した。摩訶幻想空間を浮遊するのは、独特の存在感を持つ映画界のカリスマ鈴木清順と、世界的ファッションモデルの山口さよこ。
ネット上の声
- 「もの」の桎梏―美術監督の気概が冴える
- 清順美学の演劇的側面はある程度木村威夫のものだったというのがよく分かる
- 映画館に観に行ったがそれ一回しかみてないので話はあまり覚えていない
- 木村威夫のプライベートフィルム、イメージの羅列的性質が強い
ファンタジー
- 製作年2007年
- 製作国日本
- 時間55分
- 監督木村威夫
- 主演原田光