人間爆弾と言われた特攻兵器「桜花」の出撃隊員の選出にあたった元海軍大尉との対話から、日本人としての死生観、戦争の記憶を描き出したドキュメンタリー。多くの仲間たちを死へと送り出す中、自身は出撃することなく終戦を迎えた元海軍大尉・林冨士夫さん。部隊での1年半の記憶を語り継ぐことを自身に課した林さんのみをカメラが捉え、その息遣いや沈黙から、林さんの背負った記憶を映し出していく。第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞を受賞した深田晃司監督「淵に立つ」をはじめ、河瀬直美、黒沢清、今村昌平監督作品などをプロデュースしてきた澤田正道が映画初監督を務め、第67回ロカルノ国際映画祭の新人監督賞スペシャル・メンションを受賞。
ネット上の声
- 観客も語るのをじっと待つ
- 人間爆弾といわれる特攻兵器「桜花」の第一志願兵であった《林冨士夫》の、
- 特攻の前にこんな事をしていたのかと歴史を知るきっかけになった
- ドキュメンタリー映画ファン必見!
ドキュメンタリー
- 製作年2014年
- 製作国フランス
- 時間76分
- 監督澤田正道
- 主演---