40年以上、1万5千冊以上の本を手がけた装幀家の仕事。紙と文字に命を吹き込む、静かで濃密な創造の記録。
40年以上にわたり、1万5千冊を超える本の「顔」を作ってきた装幀家・菊地信義。その静かな仕事場が物語の舞台。依頼された一冊の文学作品を手に、彼は紙の質感を選び、文字の配置に悩み、デザインの構想を練る。デジタル化が進む現代において、手触りや紙の匂いといった物質性を重んじる彼の手仕事。作家との対話、印刷所との連携。一冊の本が完成するまでの、知られざる濃密な時間。職人の哲学と、本への深い愛情を映し出すドキュメンタリー。
ネット上の声
- ドキュメンタリーも良い作品に当たると
- ある反時代的な装幀者の創造性の一端
- 1万冊を越える本の装幀家、菊地信義のドキュメンタリー
- 手作業から見える、装幀家の職人気質
ドキュメンタリー
- 製作年2019年
- 製作国日本
- 時間94分
- 監督広瀬奈々子
- 主演菊地信義