可憐な小姓が、獅子の霊に乗り移られる。静と動、女方と荒事が一体となる、歌舞伎舞踊の神髄をスクリーンで。
江戸城、正月恒例の「お鏡曳き」の余興。将軍の前で舞を披露することになった、気弱な小姓の弥生。手にした獅子頭に魂を吸い寄せられ、弥生はいつしか獅子の精霊に。前半の、扇を手にしとやかに舞う可憐な弥生の姿。そして後半、獅子の精霊となって勇壮に毛を振り乱す、圧巻の舞踊。二人の蝶の精と戯れる様は、まさに日本の様式美の極致。歌舞伎の粋を集めた華麗なる舞踊劇の魅力を、映画館の大スクリーンと音響で体感。
ネット上の声
- ”伝統”歌舞伎の王道の一つ。ご堪能あれ。
- すばらしい、の一言です。
- 迫力がありました
- 芸の極み。研ぎ澄まされながらも、華があり、力強さ、格好良さに酔う。
シネマ歌舞
- 製作年2013年
- 製作国日本
- 時間70分
- 監督---
- 主演中村勘三郎