ドストエフスキーの五大長編、通称「五頭の象」。その翻訳に人生を捧げた一人の女性翻訳家の、壮絶な知的探求を追うドキュメンタリー。
ウクライナに生まれ、スターリンの粛清とナチスの侵攻という20世紀の激動を生き抜いた女性、スヴェトラーナ・ガイヤー。彼女は、ロシア文学の巨匠ドストエフスキーの五大長編『罪と罰』『白痴』『悪霊』『未成年』『カラマーゾフの兄弟』の新訳という、途方もない仕事に人生を捧げた。人々が「五頭の象」と呼ぶこの巨大な作品群に、彼女はどのように向き合い、言葉を紡いでいったのか。自身の過酷な半生を作品に重ね合わせながら、翻訳という創造行為の深淵に迫る。これは、言語と魂の対話を記録した、感動的な知的冒険の物語。
ネット上の声
- 彼女にとって言葉が救いなのは本当
- 挑戦し続けるということ
- 感心しっぱなしの状態
- 難しくて・・・
ドキュメンタリー
- 製作年2009年
- 製作国スイス,ドイツ
- 時間93分
- 監督ヴァディム・イェンドレイコ
- 主演スヴェトラーナ・ガイヤー