監督の田中さくらが同志社大学在学中に制作した短編映画。若手監督の登竜門である第16回田辺・弁慶映画祭で審査員特別賞と俳優賞(前田紗葉)を受賞した。
チラシ配りのアルバイトをしながら暮らすさゆりのもとに、飼っていたインコのペトロを失くした兄りつが訪れてくる。りつは近く結婚することを告げ、さゆりはその現実から逃避するように過去や幻想に浸るようになる。現実の世界とよく似た幻想の世界で、似ているようでどこか似ていない、りつやバイト仲間のみことに出会ったさゆりは、迷いながらも少しずつ前へと進んでいく。
田辺・弁慶映画祭の受賞作品を上映する「田辺・弁慶映画祭セレクション2023」(23年8月4~24日=テアトル新宿/23年9月1~7日=シネ・リーブル梅田)で上映された後、2024年3月に田中監督の「いつもうしろに」と2作品わせ、「薄暮の旅路」と題して単独劇場公開。
ネット上の声
- 物わかり悪くてすいません
- 兄妹の関係
- 解説によると現実と幻想の入り交じったお話しだそうだが、何やら生活感のない人物達や
- 脚本・監督だけでなく編集まで務めた田中さくら監督の映像作家としての才は疑いようの
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間32分
- 監督田中さくら
- 主演紗葉