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若手映像クリエイターの登竜門にもなっているSKIPシティ国際Dシネマ映画祭の20周年と、同映画祭の開催地でもある埼玉県川口市の市制施行90周年を記念し、埼玉県と川口市が共同製作した長編映画。川口市を舞台に、大衆演劇の世界に生き、公演に合わせて転校を繰り返す中学生が、限られた時間の中で出会う人々と心を通わせながら成長していく姿を描いたヒューマンドラマ。
旅回りの大衆演劇一座に所属する中学生の裕貴は、公演に合わせてひと月ごとに転校を繰り返している。そのため、どの学校でも出会いに期待せず、友だちを作ろうともしない。そんな裕貴だったが、ある学校に通っていた時、担任から学校へ来ないクラスメイトへの届け物を頼まれたことをきっかけに、不登校なのに成績優秀な建と知り合う。ひょんなことから彼と仲良くなり、建の元カノである茉耶も加わり、3人で過ごす時間が増えていくなかで、裕貴は2人に役者として舞台に立つ自分を見てほしいと思いはじめるが……。
裕貴役は「雑魚どもよ、大志を抱け!」などに出演してきた松藤史恩、建役は「カラオケ行こ!」の齋藤潤、茉耶役は「福田村事件」で映画初出演を果たした新人の葉山さら。そのほか、村田寛奈、タモト清嵐、高島礼子、佐伯日菜子らが脇を固める。監督は、「stay」で2020年のSKIPシティ国際Dシネマ映画祭国内コンペティション短編部門の優秀作品賞を受賞した新鋭・藤田直哉。
ネット上の声
- 主人公の少年がとにかくいい。
- ぶっつけでそれはムリw
- 早退しよ! 演芸場行こ!
- 良い青春映画
ヒューマンドラマ
- 製作年2023年
- 製作国日本
- 時間80分
- 監督藤田直哉
- 主演松藤史恩
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第20回TAMA NEW WAVEで上映され、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2020の国内コンペティション短編部門で優秀作品賞を受賞するなど高い評価を獲得した短編作品。とある村の持ち主のいない古民家で、素性の知れない男女5人が共同生活を送っていた。そこは誰もが自由に出入りでき、いまはちょうど吉田という男が立ち去ろうとしていた。そこへ村の役所から派遣された矢島が、不法に滞在する5人に退去勧告を言い渡しにやってくる。しかし、矢島はリーダー格の男・鈴山のペースに巻き込まれ、立ち退きを説得するどころか逆にその家で一夜を明かす羽目になり……。互いに干渉せず、深い事情に立ち入らない男女5人の、一見すると「自由」な姿を描きながら、徐々に生じるわずかなズレや気遣いなどがストレスとなり、「不自由」へとつながっていく様を描いた。監督はこれが初の劇場公開作品となる藤田直哉。脚本は劇団ユニット「コンプソンズ」を率いる金子鈴幸。出演は「あの日々の話」の山科圭太、「イソップの思うツボ」の石川瑠華ら。
ネット上の声
- なんか題材は面白いなーも思った。 もう一つ何かあるとよりよかったな...
- 空間を切り取った傑作
- 【stayとは】
- 外部からの刺激によって止まっていた時間が動く様に人の環境が変わるのにはきっかけが
ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国日本
- 時間39分
- 監督藤田直哉
- 主演山科圭太
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文化庁委託事業「ndjc(New Directions in Japanese Cinema):若手映画作家育成プロジェクト」の2021年度に製作された短編4作品のうちの1作。大手企業に勤める優子は、直樹という男にナンパされる。職業は俳優で、他人の家を転々と居候しながら暮らしているという。これまで出会ったことのないタイプの彼にひかれた優子は、1年後、彼と結婚する。その後、優子と直樹を取り巻くカップルたちに、次々とトラブルが発生。優子の会社の後輩・みゆきは上司との不倫が会社に発覚し、直樹の親友・将太もまた、既婚者でありながら不倫している。そんな中、直樹に対する優子の感情も徐々に変化していく。監督は、短編「stay」がSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2020短編部門でグランプリを受賞した藤田直哉。「女子ーズ」の藤井美菜が主演を務めた。
ネット上の声
- 男がクズになりきれてない気もするけど、自覚してないところもそういうジャンルのクズ
- 藤井美菜さんの役は、何を求めていたのかよくわからず、最後は少し不気味だった
- なんとなくお利口だなーと思って見てたからこそ、ラストはなるほどーと
- カフェでナンパされた俳優の男と結婚したキャリアウーマン・・・
- 製作年2021年
- 製作国日本
- 時間29分
- 監督藤田直哉
- 主演藤井美菜