脚本家の波流じゅんが自身の経験をもとに執筆したオリジナル脚本作品で、平成29年度橋田賞新人脚本賞の最終選考に残った脚本を映画化。介護士として働く波子の前に、幼い頃に自分を虐待したうえ捨てた母の華絵が認知症となって現れる。華絵は全てを忘れており、波子は過去の記憶に苦しめられながらも母を介護する。そんな日々の中で、母に愛されたいと思っている自分の気持ちに気づく波子。しかし、ある時、ふと記憶が戻った華絵が発した「あんたなんか産まなきゃよかった」という言葉に、波子は再び苦しめられる。愛と憎しみの葛藤にさいなまれる波子だったが、幼いころのひとつの思い出が、彼女の心にかすかな光明をもたらす。主人公の波子役は、堤幸彦監督作「truth 姦しき弔いの果て」でも主演を務めた広山詞葉。
ネット上の声
- 薄気味悪い映画。今日はトラウマの日になりそうだ
- 個人的に刺さった作品
- 嫌いは好きの裏返し
- 有り得る話
ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年2021年
- 製作国日本
- 時間76分
- 監督副島新五
- 主演広山詞葉