ホウ・シャオシェンのアシスタントを務めたホアン・シーの監督デビュー作で、台北の住宅地を舞台に都市で生活する人びとの孤独が描かれる。台北でひとり暮らす女性シューは、「ジョニーはそこにいますか?」という同じ男あての間違い電話を何度も受け、心当たりのないジョニーという男が次第に気になっていく。車で生活をする中年の男フォン、人と混じり合うことができない少年リー、そしてシュー。孤独に生きる3人がふとしたことから出会い、シューのインコがいなくなったことをきっかけに、彼女の思いがけない過去が明らかとなる。主人公のシューをモデルなどで活躍し、本作が長編映画初出演となるリマ・ジタン、フォン役をエドワード・ヤン監督作「カップルズ」のクー・ユールンがそれぞれ演じる。製作総指揮をホウ・シャオシェンが務めた。2017年・第18回東京フィルメックスのコンペティション部門に出品され、「ジョニーは行方不明」のタイトルで上映されている。
ネット上の声
- 瞬間を繋いで生きる人々に寄り添う作品
- 誰もが何かを抱えて生きている
- 台北の道路と鉄道
- 鳥が取り持つ縁
青春、 ヒューマンドラマ
- 製作年2017年
- 製作国台湾
- 時間107分
- 監督ホァン・シー
- 主演リマ・ジタン