過酷な環境下で、たくましく生活をする子どもたちの姿をリアルに描いたイラン映画。緊張関係にある国境沿いの立入禁止区域内に放置されている朽ち果てた船に、ひとりの少年が寝泊まりしていた。少年は川で採った魚を金に換え、孤独ながらも静かな毎日を送っていた。しかし、ある日、反対側の国境から闖入者がやってきた。闖入者は船に住むことを望むが、少年はそれを拒絶。言葉が通じない2人はいさかいを続けるが、次第に交流を持ち始めていった。そんな中、船にまた別の訪問者がやってくる。監督はイラン国内で50本以上の映画やテレビシリーズで助監督を務め、本作が監督デビュー作となるアミルホセイン・アスガリ。「ゼロ地帯の子どもたち」のタイトルで2014年・第27回東京国際映画祭で上映され、アジアの未来作品賞を受賞。
ネット上の声
- たった4人のキャストで描く戦争の残酷さ
- イラン映画界がまたひとつ秀作を生んだ
- 戦争の残酷さが、静かに聞こえてくる
- 子どもが銃を構える姿が痛々しい
ヒューマンドラマ
- 製作年2014年
- 製作国イラン・イスラム
- 時間102分
- 監督アミルホセイン・アスガリ
- 主演アリレザ・バレディ