元文部科学省の寺脇研と前川喜平が企画を務め、子どもたちを取り巻く社会の闇を繊細かつ鋭く描き出した人間ドラマ。北関東のとある街。デリヘルで働く優樹菜は、母親の妙子と義父の辰郎、辰郎の連れ子である稔と4人で暮らしている。辰郎は酒に酔うと妙子と稔に暴力を振るい、優樹菜には性暴力を繰り返した。妙子はなす術もなく、見て見ぬ振りを続けている。稔はそんな父母に不満を感じながら、優樹菜に淡い思いを抱いていた。一方、優樹菜が働くデリヘルの運転手・貞夫は、妻に逃げられ重度のギャンブル依存症に陥っている。息子の洋一と暮らす家に帰るのはいつも深夜で、洋一は暗く狭い部屋の中で1人、帰ることのない母親を待ち続けていた。同じ中学校に通う稔と洋一は以前は仲の良い友人だったが、今は稔たちのグループが洋一をいじめの標的にしている。ある日、稔は家の中でデリヘルの名刺を拾う。姉の仕事に疑問を抱いた彼は、自分も洋一のようにいじめられる側になるのではないかと怯えるようになり……。主演は「愛なき森で叫べ」の鎌滝えり。「ワルボロ」の隅田靖監督がメガホンをとる。
ネット上の声
- 【一升瓶とパチンコにのめり込んだ愚親達が引き起こした事。】
- 何度も言う。ギャンブルのために借金したら絶対負けるって!
- 子どもがいじめを受ける原因は親にもある
- 映画の重要な問題提起を感じて欲しい
ヒューマンドラマ
- 製作年2020年
- 製作国日本
- 時間105分
- 監督隅田靖
- 主演鎌滝えり