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恋人として平穏な日常を過ごしていた高校生の男女が、思わぬ形で性的搾取に遭遇する姿を描いたドラマ。
高校2年の冬。恋人同士の早崎のぶえと村木智也は幸せな日々を送っていた。ある夜、村木は路上で泣いていた中年女性を家まで送り届けるが、突然その女性から「お金を払うから抱いてほしい」と懇願されてしまう。断りきれずに女性と関係を持つ村木だったが、この経験がトラウマとなり学校を休むようになる。のぶえは村木のいない日常に孤独を募らせていく。
「春の結晶」の櫻井成美が早崎のぶえ役、PFFアワード2020にて審査員特別賞を受賞した「未亡人」など自主映画の監督としても活動する俳優・野村陽介が村木智也役を務め、それぞれの心の痛みにさいなまれながらもともに生きる方法を模索する男女を繊細に演じた。「遠上恵未(24)」がPFFアワード2020で入選した遠上恵未監督が長編初メガホンをとり、人間を孤独へと追い詰めていく現代の日常を多面的かつ切実に描き出した。2023年・第24回TAMA NEW WAVEコンペティション部門で入選、うえだ城下町映画祭・第21回自主制作映画コンテストで大賞を受賞。
- 製作年2023年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督遠上恵未
- 主演櫻井成美
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長野県長野市出身でミュージックビデオなど幅広い映像作品を手がけてきた安川徳寛監督と、本作が映画初主演の中澤実子が、2人の母校でもある高校を舞台に描いた短編作品。
高校の卒業式。涙ぐんでいた璃子は親友の優香に声をかけられて笑顔になる。偶然手に入れたインスタントカメラで、限られた枚数など気にせず、友達との何気ない時間を写真に収めていく璃子。別れ際、璃子と優香は頬を寄せ合い、2人で写真を撮る。そこへ優香の彼氏が現れ、カメラを手にして優香の写真を撮る。彼氏にしか見せない優香の表情を目にして、璃子は特別な感情に気づく。
インスタントカメラのフィルムカウンターの残数と別れまでの時間を重ね合わせ、何気ない出来事で変化する女の子の刹那的な感情とその姿を描いた。特撮ドラマ「牙狼 GARO ハガネを継ぐ者」などで活躍するモデルで俳優の中澤実子が、主人公の璃子を演じた。「ディアーディアー」「馬の骨」などの製作・配給を手がけるオフィス桐生が開催した短編映画シナリオコンペの入選作品を集めたオムニバス上映「20祭」の1本として、2023年7月にも劇場公開された。2024年5月には、岡田深監督の「にびさびの巣」とあわせて、「ふたりのまち」と題した同時上映企画で劇場公開。
ネット上の声
- トレイラーに惹かれ、池袋シネマ・ロサにて「にびさびの巣」との同時上映企画「ふたり
- もうすぐみんなで会えなくなっちゃう、今後も集まろうなんて言ってるけどきっとだんだ
- 璃子と優香と優香の彼氏が駅で会う場面において、彼氏が優香を撮る距離のあまりの近さ
- つかれたおじさんを泣かせて何がたのしいのですか?
- 製作年2023年
- 製作国日本
- 時間22分
- 監督安川徳寛
- 主演中澤実子
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女子高生のアリサはグループになじめず、家庭でもうまくいかず、鬱屈とした日々を送っている。ある夜、アリサは不良仲間にそそのかされ、街中でギターを弾くホームレスのような男からギターをひったくってしまう。罪悪感に苛まれたアリサは、後日、ギターをその男のもとに返しに行くのだが…。
なら国際映画祭2020 NARA-wave(ナラウェイブ)ノミネート作品
ネット上の声
- 自分の立ち位置に悩む女子高生と言葉を発さないギターを弾くホームレスお兄さんとの不
- 街の風景、その切り撮り方がちょいと素敵なだけの、モラトリアムおじさんのJKおもね
- この何もしてない無な感じ、日常っぽい雰囲気(?)がとても好きかもしれない
- 善意で食べ物をあげていたのかもしれないけど、その善意が嫌でした
- 製作年2019年
- 製作国日本
- 時間42分
- 監督宮原拓也
- 主演櫻井成美