長野県長野市出身でミュージックビデオなど幅広い映像作品を手がけてきた安川徳寛監督と、本作が映画初主演の中澤実子が、2人の母校でもある高校を舞台に描いた短編作品。
高校の卒業式。涙ぐんでいた璃子は親友の優香に声をかけられて笑顔になる。偶然手に入れたインスタントカメラで、限られた枚数など気にせず、友達との何気ない時間を写真に収めていく璃子。別れ際、璃子と優香は頬を寄せ合い、2人で写真を撮る。そこへ優香の彼氏が現れ、カメラを手にして優香の写真を撮る。彼氏にしか見せない優香の表情を目にして、璃子は特別な感情に気づく。
インスタントカメラのフィルムカウンターの残数と別れまでの時間を重ね合わせ、何気ない出来事で変化する女の子の刹那的な感情とその姿を描いた。特撮ドラマ「牙狼 GARO ハガネを継ぐ者」などで活躍するモデルで俳優の中澤実子が、主人公の璃子を演じた。「ディアーディアー」「馬の骨」などの製作・配給を手がけるオフィス桐生が開催した短編映画シナリオコンペの入選作品を集めたオムニバス上映「20祭」の1本として、2023年7月にも劇場公開された。2024年5月には、岡田深監督の「にびさびの巣」とあわせて、「ふたりのまち」と題した同時上映企画で劇場公開。
ネット上の声
- つかれたおじさんを泣かせて何がたのしいのですか?
- 映画最高、地元で応援します。
- 製作年2023年
- 製作国日本
- 時間22分
- 監督安川徳寛
- 主演中澤実子