全2作品。ヤオ・イーティーが出演する映画ランキング

任務に失敗し日本に流れ着いた台湾の殺し屋。彼が持つ暗殺用のナイフが、人々の心を温める料理を生み出す。

台湾から来た、寡黙で腕利きの殺し屋ロン。ある暗殺任務のため日本に降り立つも、予期せぬ裏切りに遭い失敗。深手を負い、北関東の寂れた田舎町へと流れ着く。言葉も通じず、身を潜める彼を助けたのは、心優しい住民たちだった。偶然振る舞った得意の牛肉麺が評判を呼び、屋台を開くことになるロン。人を殺すためのナイフで、人々を笑顔にする料理を作る日々。しかし、そんな束の間の平穏は長くは続かない。彼の過去が、そして追手が、静かな町に血の匂いを運び込む。守るべきものができた時、男は再びナイフを握る。

環境破壊や政治と企業の癒着といった社会問題を盛り込みながら、法医学者と検事が犯罪の真相を暴いていく姿を描いた台湾製ミステリードラマ。台湾・高雄の小さな漁村で、環境汚染の原因となっている工場の操業停止を求めて大規模な抗議行動が起こる。警察も出動し、多くのマスコミが詰めかける中、一艘の小舟が炎を上げながら港へ向かってくる。舟には抗議のため焼身自殺を遂げた男が乗っており、男は一躍英雄として祭り上げられる。しかし、法医学者の周建生が男の遺体を検死解剖すると、男の身体に多くの疑問点が見つかり……。主人公の法学医をウー・カンレン、検事を「Mr. Long ミスター・ロン」のヤオ・イーティーが演じる。製作総指揮に台湾の女優で監督としても活躍するシルビア・チャン。「台湾巨匠傑作選2021」（21年4月17日～、新宿K's cinema）の江口洋子スペシャルセレクトにて劇場上映。