田舎の国道にバスが止まり、一人の中年男・神崎(50)が降りてくる。地味なスーツに四角形の箱を持った神崎は、古ぼけた雑貨屋に入る。雑貨屋には一人の老婆が座っていた。神崎は自分が持って来た箱を開け、中から奇妙な形のヘルメットを老婆にかぶせると、されるがままになっていた老婆の顔が急に輝き始める。老婆の脳裏には幼い顔の母親との思い出がよみがえっていた。神崎のヘルメットは、頭のあるツボを刺激し、最も輝いていた時の記憶を思い起こさせる作用を持っていたのだ。神崎は町役場に行き、ヘルメットのことを説明する。役場の人々は代わる代わるヘルメットを被り、それぞれの幸福な瞬間を思い出す。ヘルメットの効果に感嘆した役場の人々は、このヘルメットが沈滞している町の空気を一変してくれるのではないか、と期待し、神崎にしばらくこの町にとどまり、町の人々を一人一人“治癒”してくれるよう頼む。だが、神崎がこの町にやって来たのは、ある隠された目的を果たすためであった・・。
ネット上の声
- 夕食作りながら観始めて、途中真面目に観なきゃダメなやつだ😳!!!!と思い夕食後に
- 永瀬正敏なのに観てる人めちゃくちゃ少ないから、心配だったけど悪くはなかった
- 永瀬正敏に惹かれて観たが、かなりの時間、目をつぶっていた😔
- 単純に言えば主人公の復讐譚
ヒューマンドラマ
- 製作年2016年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督SABU
- 主演永瀬正敏