日本大学芸術学部で出会った福岡佐和子とはまださつきが組んだ映像制作ユニット「しどろもどリ」による長編劇映画。制作当時、弱冠22歳だった2人が、まだ知らない、それぞれの日々を生きる人々と出会えるチャンスがあることに心を躍らせる、等身大の思いを込めた。
とある喫茶店に誰かの忘れ物が届けられる。それはエアコンのリモコンにヘアカラー用のブラシ、ミョウガの食品サンプル、スパナがくっついた、誰がなんのために作ったのか不明な物体だった。その喫茶店で、アルバイトの安藤杏は今日も黒板にランチメニューを書いている。そして、そんな出来事を知りもしない会社員の忍静江はラーメン屋でチャーハンを注文し、もみほぐし店で働く星野源希はテレビゲームに興じ、大学生の武部凪は恋人のお手製のぶりの照り焼きを食べる。
福田とはまだが共同でメガホンをとり、脚本は福田が担当。役者でもあるはまだが主要登場人物のひとりである安藤杏を演じている。
ネット上の声
- 色んな意味で学生気分
- 何気ない日常の中の静かな感情のざわめきや他者との関わりから生じる憂いなどを独創的
- こだわりをテーブルの上に置いて回しながら眺めてみると、バカバカしくて愛おしい形が
- 日常のちょっとした引っ掛かりを丁寧に切り取ってカメラを回して俳優を通して映した出
- 製作年2023年
- 製作国日本
- 時間97分
- 監督福岡佐和子
- 主演はまださつき