短編「賑やか」(2017) が札幌国際短編映画祭ジャパンパノラマ部門に入選した矢野瑛彦監督が手がけた、第4回新人監督映画祭で長編部門グランプリを受賞した一作。誰からも愛されている実感が持てない女性を通し、若いある時期にだけ感じることができる愛の探求と冒険を描いたドラマ。父と名乗る男が代わる代わる家に出入りする奔放な母のもと、息苦しい生活を送ってきた由紀子は、家でいつも孤立していた。そんな由紀子を母は「あんたの良いとこはわがままを言わないこと」と褒めた。そんな由紀子にわずかな彩りを与えてくれたのは、何人目かの父親だった。写真家らしいその男が由紀子にプレゼントした一台のカメラ。レンズから覗く色彩あふれる世界は、彼女の世界観を一変させた。そんな由紀子の前に「わがままを聞いて欲しい」という男が現れる。
ネット上の声
- 光と色と “等身大” と “切羽詰まり” を制する者は、自主邦画を制する
- 同じ監督の他作(yes、 yes、 yes)を先週観て正直自分はあまりハマらなか
- 写したいもの写るもの
- 最初から男が友人と飲んで夜の街で別れるまではかなり良い
ヒューマンドラマ
- 製作年2016年
- 製作国日本
- 時間118分
- 監督矢野瑛彦
- 主演小野寺ずる