刑事歴30数年の元刑事が本人役として主演を務め、かつて自身が捜査にあたった未解決事件の真相に迫る、セミドキュメンタリータッチの異色ミステリー。
1992年に起きた金沢女性スイミングコーチ殺人事件。担当刑事のとら男は犯人の目星をつけながらも逮捕に至ることができず、未解決事件のまま2007年に時効が成立した。15年後、警察を退職したとら男は事件のことが忘れられないまま孤独に暮らしていた。ある日、とら男は東京から植物調査に来た女子大生・かや子と偶然出会う。とら男の話に興味を持った彼女は、当時の事件について調査をスタートさせる。現実とフィクションの二重構造によって、闇に葬られた事件の謎と真実を世間に問うていく。
とら男役を元・石川県警特捜刑事の西村虎男、かや子役を「海辺の映画館 キネマの玉手箱」の加藤才紀子がそれぞれ演じる。監督は「堕ちる」の村山和也。
ネット上の声
- 30年前の未解決殺人事件を追う映画に当時の担当刑事が主演し、当時近所に住んでいた少年が監督した異端作... "調べても意味が無い"に抗い続ける映画
- ドラマ+ドキュメンタリー+本人主演=とにかく新感覚
- 映画(フィクション)が現実(ノンフィクション)を動かす
- 実際に1992年に起きた
サスペンス
- 製作年2021年
- 製作国日本
- 時間98分
- 監督村山和也
- 主演西村虎男