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母親が亡くなり、父親が動けなくなったことから、家族の面倒を見ることになった女子中学生の日常を描いた作品。若手映像クリエイターの登竜門として知られるSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2024の国際コンペティション長編部門で、審査員特別賞およびSKIPシティアワードを受賞した。
大阪の団地に暮らす中学生・嬉々は、最愛の妻を失ったショックで万年床から出られなくなった父・賢介と、弟妹のケアを一身に背負っている。朝、家を出て親友の美優と待ち合わせをし、学校へ向かうかと思いきや、嬉々は商店街でバイト求人の張り紙を探し回っている。経済的に困窮して焦る嬉々は、元担任教師・高妻のある行動を目撃し、他言しないことを条件にお金を貸してもらえるよう交渉する。高妻の協力で一家の生活が変わる兆しも見え始めるが、父親の状態はさらに悪化していく。
磯部鉄平監督の「凪の憂鬱」や「夜のまにまに」でプロデューサーを務めた谷口慈彦監督による、これが劇場デビュー作となるオリジナルストーリー。一家を背負う主人公・嬉々のたくましさと、彼女を取り巻く不器用な大人たちが織りなす人間模様を描く。
ヒューマンドラマ
- 製作年2024年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督谷口慈彦
- 主演西口千百合
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ますだあやことの共同監督作「魚の目」が第15回田辺・弁慶映画祭、第10回関西学生映画祭、第24回京都国際学生映画祭などで受賞を果たした板野侑衣子監督が、単独で監督・脚本を手がけた、約10分の短編映画。
自分の出身校が廃校になってしまったアオイは、そこを会場に行われた街コンに参加する。しかし、気疲れしてしまい途中で街コンを抜け出し、学校の屋上で思いふけっていたが……。
田辺・弁慶映画祭の受賞作品を劇場公開する「田辺・弁慶映画祭セレクション2022」(22年9月16日~10月6日=テアトル新宿/22年10月14~20日=シネ・リーブル梅田)にて、「魚の目」と同時上映で劇場公開。
ネット上の声
- 短かったけど、
- ドキドキドン!
- ストーリーとしては問題が解決したのか分からないけど、どっちでも良いやってなる映画
- 屋上エモたばこ映画…と言ってしまえば元も子もないけど、爽やかな後味の残る良作!
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間10分
- 監督板野侑衣子
- 主演渡辺綾子
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30歳独身のアヤコは、コミュニティセンターの屋上に時々忍び込んでいる。お一人様には快適な空間なのだ。ところがある日、高校生のハナが現れて、なにやら側転を始めた…。こじらせ気味のアヤコと無邪気なハナ、小さな出会いの物語。
ネット上の声
- よくわからないショートムービー笑 立ち入り禁止のところが自分の自由な空間だと思っ
- アラサー未婚のこじらせ女子と、側転をしたがる無邪気な不登校女子の交流を描いた短編
- 元母校、現コミュニティセンターの立入禁止の屋上に忍び込んでヨガをする主人公
- 自分には必要ないと思ってるものがターニングポイントになるかもしれないですね
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間8分
- 監督安田真奈
- 主演渡辺綾子