女性指揮者のパイオニア、アントニア・ブリコの半生を描く伝記ドラマ。女性が指揮者になるという夢を見ることさえ許されなかった時代に、自らの手でその夢を掴んだ彼女の波乱万丈な道のりを、マーラー「交響曲第4番」、ストラビンスキー「火の鳥」など数々の名曲とともに描き出す。1926年、ニューヨーク。オランダからの移民アントニアは、「女性は指揮者になれない」と言われながらも、指揮者になるためならどんな困難にも挑むと決めていた。音楽への情熱だけは誰にも負けない彼女は、ナイトクラブでピアノを弾いて稼いだ学費で音楽学校へ通い始めるが、ある事件によって退学を余儀なくされる。引き止める恋人を置いてベルリンへ向かった彼女は、遂に女性に指揮を教えてくれる師と巡り合い、まるで何かに取り憑かれたかのようにレッスンに没頭するが……。
ネット上の声
- 「パリに見出されたピアニスト」と比較して
- 思い切りやれ、どうせ批判されるんだから
- 男女差別に警鐘を鳴らした作品でもある
- 果敢に時代に挑んだ1人の指揮者。
ヒューマンドラマ
- 製作年2018年
- 製作国オランダ
- 時間139分
- 監督マリア・ペーテルス
- 主演クリスタン・デ・ブラーン