「麦の穂をゆらす風」「わたしは、ダニエル・ブレイク」と2度にわたり、カンヌ国際映画祭の最高賞パルムドールを受賞した、イギリスの巨匠ケン・ローチ監督作品。現代が抱えるさまざまな労働問題に直面しながら、力強く生きるある家族の姿が描かれる。イギリス、ニューカッスルに暮らすターナー家。フランチャイズの宅配ドライバーとして独立した父のリッキーは、過酷な現場で時間に追われながらも念願であるマイホーム購入の夢をかなえるため懸命に働いている。そんな夫をサポートする妻のアビーもまた、パートタイムの介護福祉士として時間外まで1日中働いていた。家族の幸せのためを思っての仕事が、いつしか家族が一緒に顔を合わせる時間を奪い、高校生のセブと小学生のライザ・ジェーンは寂しさを募らせてゆく。そんな中、リッキーがある事件に巻き込まれてしまう。2019年・第72回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。
ネット上の声
- 右?左?資本主義もまともに歩めない者達に共産主義が聞いて呆れる
- ありったけの尊厳を込めて描かれた珠玉の家族ドラマ
- バラの花どころかパンも買えなくなった労働者
- 「あなたがいないと寂しい」
ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国イギリス,フランス,ベルギー
- 時間100分
- 監督ケン・ローチ
- 主演クリス・ヒッチェン