共産主義体制のポーランドを出てヨーロッパ各国で映画を撮り続けてきた映画作家パベウ・パブリコフスキ監督が、初めて母国ポーランドで撮影した作品。第87回アカデミー賞では、ポーランド映画初となる外国語映画賞を受賞した。歴史の波に翻弄された戦後ポーランドを背景とした少女の成長物語を、モノクロ&スタンダードによるクラシックな映像美で叙情的に描いた。60年代初頭のポーランド。孤児として修道院で育った少女アンナは、初めて会ったおばから自分の本当の名前がイーダ・ベルシュタインであること、そしてユダヤ人であることを明かされる。両親はなぜ自分を捨てたのか、自身の出生の秘密を知るため、イーダはおばとともに旅に出る。日本では「ポーランド映画祭2013」で上映されて好評を博し、14年に単独ロードショー。
ネット上の声
- 余白の多いスタイリッシュな画作り…斬新な構図…どのショットも溜め息が出るほど静謐
- リリカルな映像美、問いかける生きる意味。
- 過去を振り返り、今を生きる意味を考える
- 静かな映像が人の存在感を際立たせている
社会派ドラマ
- 製作年2013年
- 製作国ポーランド
- 時間80分
- 監督パヴェウ・パヴリコフスキ
- 主演アガタ・クレシャ