古い映写機を担ぎ、中国の農村を旅する一人の日本人。映画を通じて、国境を越えた心の交流を描くロードムービー。
1990年代の中国。主人公は、移動映画屋の日本人、原。彼は「包(パオ)」と呼ばれる手作りの映写機と発電機をリヤカーに乗せ、中国各地の農村を巡る旅。上映するのは、かつて中国で人気を博した日本の古い映画。言葉も通じない村人たちと、映画という共通言語で心を通わせていく原。しかし、彼の旅は単なる文化交流ではない。そこには、彼の過去と、日中関係の複雑な歴史が影を落とす。旅の果てに彼が見つけるものとは何か。雄大な中国の自然を背景に、一人の男の旅路と人々の出会いを静かに見つめる感動の一作。
ネット上の声
- 台湾の香具師(やし)のドキュメンタリー
- 最高!ショーの映画だから音楽が鳴り響いているのだが、その隙間を埋める清水靖晃の劇
- アホンさん家族は地元でパフィーマンス付きの移動ドラッグストアでチビチビ生活費を稼
- 素人目から見ても編集が乗っていて監督はここぞ!という明確なビジョンが撮影の段階で
ドキュメンタリー
- 製作年1995年
- 製作国日本
- 時間95分
- 監督柳町光男
- 主演葉天爽