かつて希望に満ちたブラジルはどこへ。一人の監督の視点から、国家の政治的危機と民主主義の崩壊を描く衝撃のドキュメンタリー。
舞台は21世紀のブラジル。かつて軍事独裁政権を乗り越え、民主主義と経済成長を謳歌した南米の大国。しかし、その栄光は長くは続かなかった。本作は、ブラジル初の女性大統領ジルマ・ルセフの弾劾、そしてルーラ元大統領の汚職スキャンダルと投獄という、国を揺るがした一連の政治的激動を追う。監督自身の家族史と国の歴史を重ね合わせ、ポピュリズムの台頭と司法の政治利用によって民主主義が蝕まれていく過程を克明に記録。これは遠い国の話ではない。現代社会が直面する危機を映し出す、必見の記録。
ネット上の声
- 大統領2人の栄枯盛衰を左派の視点から寄り添って見つめる渾身のドキュメンタリー
- ブラジルが、なぜ、こんな残念な国になってしまったのかが良く分かる
- 証拠もないのに経済政策の失敗で大統領が弾劾されるわ、検察官が裁判官を務める裁判で
- 腐敗してるのは分かってよかったけどドキュメンタリーとしてはあんまり見応えなかった
ドキュメンタリー
- 製作年2019年
- 製作国ブラジル
- 時間121分
- 監督ペトラ・コスタ
- 主演---