彼は直接手を下していない。ナチスの巨大組織の一員だった男は、70年の時を経て「共犯者」として法廷に立つ。
第二次世界大戦から70年。アウシュビッツ強制収容所で「会計係」として勤務していた元ナチス親衛隊員、オスカー・グレーニングが94歳で法廷に立つ。彼の任務は、収容者から没収した金品を管理・記録すること。自らは虐殺に直接関与していないと主張する彼に対し、検察は30万人の殺人幇助の罪で起訴。法廷では、今なお癒えぬ傷を抱える生存者たちが、生々しい記憶を証言。歴史の生き証人たちが対峙する前代未聞の裁判。巨大な悪のシステムにおける個人の責任とは何か。そして、時効のない罪に対する正義とは。歴史の暗部と、人間の罪と罰の境界線を鋭く問いかける、衝撃のドキュメンタリー。
ネット上の声
- アジアのあちこちを侵略し同化政策や大虐殺をしてきた戦犯のはずの孫やその従兄弟がつ
- 過去の罪に対しての裁判でもあるけど、未来のためでもあるというのはすごく納得出来た
- アウシュビッツを含めた絶滅/強制収容所は実際に何箇所か訪れており、凄惨な証拠・証
- 1番印象に残っているのは、ホロコーストに直接的に関与していたアウシュビッツの会計
ドキュメンタリー
- 製作年2018年
- 製作国カナダ
- 時間78分
- 監督マシュー・ショイケット
- 主演---