全2作品。ジョン・アーウィン監督が制作した映画ランキング

ロックバンド「マーシーミー」が2001年に大ヒットさせたクリスチャン・ソング「I Can Only Imagine」の誕生秘話とバンドのボーカル、バート・ミラードの半生を描いた音楽ドラマ。幼少期を暴力的な父親アーサーのもとで過ごしながら、やさしさを忘れることがなかったバート。高校時代に歌の才能を見いだされたバードは、父のもとを飛び出して音楽の道へと進んでいく。バートはミュージシャンとして順調にキャリアを積んでいくが、音楽業界で手痛い洗礼を受けたことから自信をなくし、すべてを捨てて父のいる故郷へと戻ってくる。アーサーは自身の過去を悔い、なんとかバートと解り合おうとするが……。主人公バート役をブロードウェイの舞台で活躍し、本作が映画デビューとなるJ・マイケル・フィンリー、父アーサー役をデニス・クエイドがそれぞれ演じる。

本作は実際に起きたムーブメントを元にした物語で、厄介な母親シャーリーンに育てられた若きグレッグ･ローリーの1970年代の姿を描く。ローリーと若者たちの集団は、南カリフォルニアへ行き、あらゆる”解放”の手段を試すことで”真実”を見つけようとしていた。そんなある日、ローリーはヒッピーのカリスマ路上説教師ロニー･フリスビーとチャック･スミス牧師に出会う。スミス牧師は廃れかけていた教会のドアを多くの迷える若者たちに開いたところだった。この３人の出会いは、アメリカ史上最大規模の”精神の目覚め”を引き起こし、世界を変える１つのカウンターカルチャームーブメントになっていく。