19世紀末のパリを舞台に、ベル・エポック時代を象徴する戯曲「シラノ・ド・ベルジュラック」の誕生秘話を描いた伝記ドラマ。1897年、パリ。詩人で劇作家のエドモン・ロスタンは、もう2年近くもスランプ状態に陥っていた。そんな彼のもとに、大物俳優コンスタン・コクランの主演舞台を手がけるチャンスが舞い込む。しかし決まっているのは「シラノ・ド・ベルジュラック」というタイトルだけで、執筆は一向に進まない。そんな中、親友レオが愛する女性ジャンヌと、レオになり替わって文通することに。彼女との詩美あふれる手紙のやり取りに刺激され、自身の脚本執筆もついに進み出す。やがて、借金だらけの俳優や気まぐれな女優ら崖っぷちの舞台人たちが劇場ポルト・サン=マルタン座に集い、それぞれの人生を懸けた舞台の稽古が始まるが……。
ネット上の声
- 人一倍鼻が大きくて醜男だが心優しくて詩才あふれる主人公のシラノが、美男の友人に成
- 【1897年、エドモン・ロスタンの戯曲『シラノ・ド・ベルジュラック』が上演される
- 恋文代筆の物語類型が持つ普遍の魅力を重層的に構成した技あり作劇
- タイトルなし
ヒューマンドラマ
- 製作年2018年
- 製作国フランス
- 時間112分
- 監督アレクシス・ミシャリク
- 主演トマ・ソリヴェレ