ジェンダーや身体表現を根底から揺さぶる唯一無二の映像世界で知られるフランスの鬼才ベルトラン・マンディコが2017年に手がけ、長編デビュー作にして代表作となったシュルレアリスム的ファンタジー。
20世紀初頭、レユニオン島。オカルトに心酔する良家の少年たち5人は、女性教師に対して卑劣な集団暴行をふるう。更生のため船に乗せられた彼らは、冷酷なオランダ人船長のもとで抑圧された日々を過ごす。極限状態のなかで反乱を企てた少年たちは、妖しく繁茂する植物に満ちた超自然の島にたどり着く。その島は、彼らの魂と肉体を静かに変容させていく。
少年たちを女性俳優が演じるジェンダー越境の物語として、第74回ベネチア国際映画祭などで注目を集め、「カイエ・デュ・シネマ」誌の2018年ベストテンにて第1位に選出された。特集上映企画「ベルトラン・マンディコ特集 ピンク・ネオン・アポカリプス」(2025年10月4日~、シアター・イメージフォーラム)上映作品。
ネット上の声
- 新旧フランス映画の上映しているという事で何気なく観に行ったら…
- 古典的で直接的 島の細部をありありと思い出せるくらいにはやはり画のインパクト強い
- 序盤は私が苦手な時計仕かけのオレンジみたいで、お勧めしてきた友人のセンスを疑った
- 観た直後の衝撃のままに書き殴って後で纏めようと半年放置してた駄文を面倒なのでその
ファンタジー、 ヒューマンドラマ、 アドベンチャー(冒険)
- 製作年2017年
- 製作国フランス
- 時間110分
- 監督ベルトラン・マンディコ
- 主演ポリーヌ・ロリラール