「グリーンブック」などの俳優ビゴ・モーテンセンが監督デビューを果たし、自身の親子関係を反映させた半自伝的な脚本をもとに描いたヒューマンドラマ。航空機のパイロットであるジョンは、パートナーのエリックや養女モニカとロサンゼルスで暮らしている。ある時、田舎で農場を経営する父ウィリスが認知症となり、引退後に住む家を探すためジョンのもとへやって来る。ジョンは思春期の頃から保守的な父との間に心の溝があったが、認知症で過去と現在の出来事が混濁する父と向き合ううちに父子の50年間の記憶がよみがえり、不器用な父の秘めた思いに気づいていく。モーテンセンが自ら息子ジョン役を務め、脚本と音楽も担当。父ウィリスを「エイリアン2」のランス・ヘンリクセン、若き日のウィリスを「ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男」のスベリル・グドナソン、ジョンの妹サラを「マイ・ライフ、マイ・ファミリー」のローラ・リニーが演じる。2020年・第73回カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション作品。
ネット上の声
- 【保守的思想で、口が悪くレイシストでもある認知症になった老いた父を、同性愛者である息子が面倒を観ようとした理由。そして、父の意志を尊重したラストも印象的な作品である。】
- うわ~これは劇場で観れば良かった😭なんでスルーしてたのか
- 傑作『インディアン・ランナー』の精神的続編か。
- 一人の才能あふれる監督の船出に祝福を
ヒューマンドラマ
- 製作年2020年
- 製作国カナダ,イギリス
- 時間112分
- 監督ヴィゴ・モーテンセン
- 主演ランス・ヘンリクセン