認知症の父とゲイの息子。50年に渡る確執と愛憎が、カリフォルニアの空の下で衝突する、ある家族の物語。
現代のカリフォルニア。パイロットのジョンは、パートナーのエリック、娘のモニカと穏やかな日々を送っていた。そんな彼の元に、認知症の兆候が見え始めた父ウィリスが、人里離れた田舎の農場からやってくる。保守的で差別的なウィリスと、リベラルなジョンの間には、長年にわたる深い溝。介護のため父を家に迎えるも、ウィリスの辛辣な言動は家族との間に絶えず不協和音を生み出す。過去の記憶と現在が交錯する中、ジョンは父との痛みを伴う思い出と向き合うことを余儀なくされる。決して分かり合えなかった父子の、愛と赦しをめぐる旅路の果て。
ネット上の声
- 【保守的思想で、口が悪くレイシストでもある認知症になった老いた父を、同性愛者である息子が面倒を観ようとした理由。そして、父の意志を尊重したラストも印象的な作品である。】
- うわ~これは劇場で観れば良かった😭なんでスルーしてたのか
- 傑作『インディアン・ランナー』の精神的続編か。
- 一人の才能あふれる監督の船出に祝福を
ヒューマンドラマ
- 製作年2020年
- 製作国カナダ,イギリス
- 時間112分
- 監督ヴィゴ・モーテンセン
- 主演ランス・ヘンリクセン