2023年2月に他界したスペインの映画監督カルロス・サウラの遺作となった作品で、先史時代の洞窟壁画から現代のグラフィティまで、創造的なキャンバスとしての“壁”と芸術の関係を、サウラ監督が自ら旅に出て探求したドキュメンタリー。
芸術の起源について探求するサウラ監督のパーソナルな旅に、人類進化の思想家フアン・ルイス・アルスアガや、現代アートを代表するアーティストのミケル・バルセロらが同行。アルタミラ洞窟の専門家とともにスペインの遺跡や洞窟を巡り、人がなぜ壁に表現したのかを探る。
さらに、グラフィティアーティストのZeta、グラフィティライターのMusa71、アーバンクリエイターのSuso33ら現代の若い世代のアーティストたちの活動にも迫り、彼らが壁に描く理由をそれぞれの視点から示すことで、太古の壁画アーティストと時空を超えてつながっていく。
ドキュメンタリー
- 製作年2022年
- 製作国スペイン
- 時間75分
- 監督カルロス・サウラ
- 主演カルロス・サウラ