2014年の劇場デビュー作「マジカル・ガール」で第62回サン・セバスチャン国際映画祭グランプリ&監督賞を受賞したスペインの鬼才カルロス・ベルムトが、ゲームデザイナーの青年が思いもよらない“怪物”を作り出してしまう姿を独創的なストーリーと予測不能の展開で描き、人間の心の闇に踏み込んだアンチモラル・ロマンス。
空想のモンスターを生み出すゲームデザイナーの内気な青年フリアンは、同僚の誕生日パーティで美術史を学ぶ女性ディアナと出会い、聡明でミステリアスな彼女にひかれていく。その一方で、フリアンは隣人の少年を火事から救ったことをきっかけに、謎のパニック発作に悩まされるように。やがてフリアンが抱えるある秘密が、思わぬ怪物を生み出してしまう。
主人公フリアン役に「SEVENTEEN セブンティーン」のナチョ・サンチェス。2022年・第35回東京国際映画祭コンペティション部門出品(映画祭上映時タイトル「マンティコア」)。
ネット上の声
- 反倫理的な性的欲望に関わる映画であることと、監督が性暴力で告発されたことについて
- 秘めた欲望と現実を隔てる薄い壁
- 主人公と観客の危険な距離感。
- 『恋人たちの予感』を観ていたはずが気付いたら『ファントム・スレッド』になってましたみたいな展開が全く読めないヘンテコ映画
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国スペイン,エストニア
- 時間116分
- 監督カルロス・ベルムト
- 主演ナチョ・サンチェス