1970年代ソ連、体制に才能を認められない作家ドヴラートフ。表現の自由を求め、もがき続けた天才の6日間を描くモノクロームの肖像。
舞台は1971年、ブレジネフ政権下のソビエト連邦、レニングラード。作家セルゲイ・ドヴラートフは、類まれな才能を持ちながらも、その反体制的と見なされる作風から政府の検閲を受け、一冊も本を出版できずにいた。娘の誕生日プレゼントを手に入れるため奔走する傍ら、彼は詩人のブロツキーら芸術家仲間と交流し、酒を酌み交わし、自らの文学と国家との間で葛藤。彼の目的は、自身の作品を世に出し、作家として生きること。しかし、社会主義のイデオロギーという巨大な壁が立ちはだかる。芸術家としての魂と家族との生活の間で揺れる彼が選ぶ道とは。
ネット上の声
- 当時の文化人たちの心象を追体験するような作品
- 伝説的な作家を
- こちらは公式ホームページのポスターにサックスを吹く人が載っていたの...
- まるで彼の小説のような映画
ヒューマンドラマ
- 製作年2018年
- 製作国ロシア
- 時間126分
- 監督アレクセイ・ゲルマン・Jr
- 主演ミラン・マリッチ