「ウェンディ&ルーシー」のケリー・ライカート監督が1994年に発表した長編デビュー作。南フロリダ郊外の平屋建ての家で暮らす30歳の主婦コージーは、退屈な毎日に不満を募らせていた。空想癖のある彼女は、人のいい夫婦が大きなステーションワゴンでやって来て自分の子どもたちを引き取っていくこと、そして彼女自身は新しい人生を始めることを、延々と夢見ている。コージーの父ライダーはマイアミ警察署の刑事だが、酒を飲みすぎて銃をどこかに置き忘れてしまい、見つかるまで停職を食らっている。ある日、地元のバーへ出かけたコージーは、うだつの上がらない男リーと出会い親しくなるが……。
ネット上の声
- 【30歳になっても、何者にも成れない閉塞、焦燥、諦観を持った男女の、”草の河”での不可思議な出会いと、強烈な永遠の別れを描くロードムービー。】
- ロードムービーはちょこちょこ見てきたけど、こんなどっちつかず(いい意味で)なロー
- 何かが起きそうで何も起きない、何かを起こしたいけど何も起こせない、そんな映画
- 「どこも行けないロードムービー」というコメントを見て的確な表現だと思った
ヒューマンドラマ
- 製作年1994年
- 製作国アメリカ
- 時間76分
- 監督ケリー・ライカート
- 主演リサ・ボウマン