9歳の少女、行き場のない怒りと愛。里親、施設、その全てを破壊する彼女が唯一求めるのは、母の腕の中。
現代ドイツの児童保護施設が舞台。主人公は、9歳の少女ベニー。愛らしい見た目とは裏腹に、制御不能な怒りの発作で周囲を破壊し、「システム・クラッシャー」と呼ばれる存在。彼女の激しい行動は、どの里親や施設も受け入れを拒否するほど。唯一の願いは、愛する母親と暮らすこと。しかし、母親自身も娘の暴力性に怯え、距離を置く。そんな彼女の前に、怒りの感情をコントロールする専門家ミヒャが出現。果たして彼女は、安らげる「家」を見つけることができるのか。その魂の叫びが胸を突き刺す。
ネット上の声
- 主人公ベニーの演技がとにかく圧巻。観終わった後の疲労感がすごいけど、これは間違いなく傑作。
- 扱ってるテーマが重くて、どうしようもない状況に胸が苦しくなった。考えさせられる作品。
- めちゃくちゃすごい。ただそれだけ。
- 観ていてどっぷり疲れました。救いがなさすぎて、ただただ暗い気持ちに…。
ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国ドイツ
- 時間125分
- 監督ノラ・フィングシャイト
- 主演ヘレナ・ツェンゲル