2000年ロシア、無名だった男がいかにして権力の頂点へ上り詰めたのか、その瞬間を目撃した者たちの証言。
1999年大晦日から2000年にかけてのロシア。物語は、病に倒れたエリツィン大統領の電撃辞任と、それに伴う元KGB職員ウラジーミル・プーチンの大統領代行就任という歴史的瞬間から始まる。この時、偶然カメラを回していた監督自身の記録映像が、物語の核。後継者に指名されたプーチンは「自由な選挙」を約束し、国民の支持を得ようと奔走。その裏で繰り広げられる政治的駆け引きとメディア戦略。かつての仲間たちが、徐々に彼の変貌と権力掌握の過程を目の当たりにする苦悩。証言者たちの口から語られる、当時の期待と現在の失望。一つの国の運命を決定づけた数ヶ月間の記録。
ネット上の声
- 【”そして、独裁政権が始まった。”愚かしきロシア連邦初代大統領・エリツィンから大統領代行に選ばれたプーチンが出馬表明、公約を一切せずに大統領となり、その後一年を追った恐ろしいドキュメンタリー。】
- プーチンのしたたかさと選んだエリツィンのマヌケさ
- “執拗に”迫られたプーチンの本音
- 人は見かけによらないこともある
ドキュメンタリー
- 製作年2018年
- 製作国ラトビア,スイス,チェコ,ロシア,ドイツ,フランス
- 時間102分
- 監督ヴィタリー・マンスキー
- 主演ウラジーミル・プーチン