18世紀南米の植民地、王からの転属命令を待ち続ける男。終わらない待機が彼を狂気と絶望の淵へと追いやる、実存的歴史ドラマ。
                
                18世紀、南米の辺境地。スペイン国王に仕える役人ドン・ディエゴ・デ・サマは、故郷への転属命令を何年も待ち続けていた。しかし、本国からの便りは一向に届かない。家族と引き裂かれ、退屈で腐敗した植民地の日常の中で、彼の自尊心と正気は少しずつ蝕まれていく。屈辱的な日々から逃れるため、そして自らの存在価値を証明するため、サマは危険な盗賊を追う遠征隊への参加を決意。それは、彼の精神を極限まで追い詰める、狂気と混沌への旅の始まりだった。
            
            
                
                        ネット上の声
                        
                            
                                - 主人公がいつまでも帰れないというのはブニュエル映画の不条理に似ている気がするが、
- 思えば遠くへ来たもので、呑気に覗きなんかしていた冒頭からは想像できないところへ放
- 18世紀アルゼンチン、もっと格式の高い街への転勤を望むスペイン帝国の役員が小さな
- 討伐隊に参加する後半のシーンから色彩とアクションが一挙に展開される
 
            
            
                
                        ヒューマンドラマ
                
            
            
            
            
                
                    - 製作年2017年
- 製作国アルゼンチン
- 時間115分
- 監督ルクレシア・マルテル
- 主演ダニエル・ヒメネス・カチョ