自然豊かな小笠原諸島を舞台に繰り広げられる理由のない凶行を描き、2014年・第36回ぴあフィルムフェスティバルで審査員特別賞を受賞したサスペンスドラマ。
小笠原諸島の父島に建つ観光客向けホテル・ホライズンにやって来た新人従業員の男。海と山に囲まれた島は平和そうに見えたが、のどかな日常の裏には陰湿な人間関係が渦巻いていた。従業員の男は島の閉鎖的なしがらみを人ではない何かのように見つめ、やがて事件が起こる。
矢川健吾監督が1年間にわたって小笠原のホテルに住み込みながら脚本を執筆して撮りあげた。池袋シネマ・ロサの新人監督特集vol.9「矢川健吾監督特集」(2022年11月5~11日)で劇場公開。
ネット上の声
- 【詳述は、『穴を掘る』欄で】様々な才気を覗かせてるが、所詮大手商業映画におもねっ
- 自主作品ながら情感も感じさせてちゃんとストーリーラインがあってサスペンスドラマに
- 島に特有の閉塞感のある人間ドラマが観られると思ったら、わけわからないまま狂気に至
- 最後の長回し、なつきが離れていく後ろ姿を見えなくなるまで見続ける主人公
- 製作年2014年
- 製作国日本
- 時間65分
- 監督矢川健吾
- 主演椎橋綾那