巨匠マルコ・ベロッキオが、自らの家族史に深く刻まれた双子の弟の死と向き合う。50年の時を経て明かされる、魂のドキュメンタリー。
イタリア映画の巨匠、マルコ・ベロッキオ。彼には、1968年に29歳で自ら命を絶った双子の弟、カミッロがいた。世界が革命の熱に浮かされた時代、芸術家として成功への道を歩み始めた兄と、心の闇に苦しんだ弟。なぜ家族は彼の絶望に気づけなかったのか。ベロッキオは、生き残った兄弟たちを集め、50年以上封印してきた記憶の扉を開く。家族の対話、ホームビデオ、そして自らの映画作品を交錯させながら、弟の死の真相と、家族が抱え続けた罪悪感の正体に迫っていく。一個人の死を通して、時代と家族の肖像を浮き彫りにする、痛切な自己探求の記録。
ネット上の声
- 若くして自死した双子の弟カミッロをめぐるマルコ・ベロッキオ監督と兄弟姉妹ほか家族
- 兄弟のひとりのインタビュー場面で亡くなった双子の弟カミッロのことならマルコ・ベロ
- どうしようもない覚悟とか みんながあの歳になっても言葉に出来ないというか会話に出
- 自死したマルコ・ベロッキオの双子の弟の悲劇に50年ぶりに向き合おうとする老齢の兄
ドキュメンタリー
- 製作年2021年
- 製作国イタリア
- 時間90分
- 監督マルコ・ベロッキオ
- 主演マルコ・ベロッキオ